米で聖書の次に影響を受けたとされる本【肩をすくめるアトラス】は必読!

アメリカで聖書の次に影響を受けたと言われる、【肩をすくめるアトラス】の著者、「アイン・ランド」なる人物をご存知でしょうか。

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恥ずかしながらその存在を全く知らずに大人になってしまい、今回、共通の知人に紹介してもらい、長年FBフレンズになっている方がこの本を翻訳されたと聞いて、手にとってみました。

 

全部で3冊、総ページ数1900ページ超えという超大作ですが、
コミュニケーションディレクターの佐藤尚之さんもその帯でおっしゃっている通り、
「アイン・ランドを読まない人生なんて!」という気持ちでいっぱいです。

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小説なのか?哲学書なのか?というぐらい、ものすごい熱量で書かれている本で、難解な部分も多いですが、
アメリカの起業家精神について、
働くということについて、
お金を稼ぐことについて、
真髄に触れる作品であることは間違いありません。

また、もっと軽い感想で言うと

主人公のバリキャリ女性がイイ男たちにとにかくモテる

という内容の本でもあります。

 

マネー・スピーチが圧巻

 

個人的には第二部125pから20pほど続くフランシスコ・ダンコニアのマネースピーチが圧巻でした。

(ちなみに、20pなんて短いほうで、最後には100pに及ぶスピーチがまってます)

一部ここに書き残しておきます。

「では、あなたは金は諸悪の根源だとお考えなのですね?お金の根底にあるのが何かを考えたことがありますか?お金は生産された商品と生産する人間なくしては存在しえない交換の手段です。お金は、取引を望む人間は交換によって取引し、価値のあるものを受け取るには価値のあるものを与えなければならないという原則を形にしたものです。(中略)
生産の根源を追及したことがありますか?発電機をみて、野蛮人が力まかせに作ったものだと言ってごらんなさい。小麦の栽培を最初に考えだした人が残した知識なしに種の一粒でも育ててみることです。体を動かすだけで食糧を手に入れてみることです。そうすれば、人の思考があらゆる生産物とこの世に存在したあらゆる富の根源だとわかるでしょう。(中略)
だがお金は道具にすぎません。あなたを行きたいところへ連れていってはくれても、代わりに道筋を示してくれることはないからです。欲望を満たすための手段はくれても、欲望そのものをくれることはない。お金は、因果律をひっくり返そうとする人間-思考の産物を奪うことで思考の代わりにしようとする人間にはたたりとなります。(以下続く)」

 

このセリフも刺さる

 

「人はみな働かずども生存する資格があり、その逆の現実の法則とは関わりなく、みずから労せずとも当然の生得権として『最低限の生活』-食物、衣服、住居-を享受する資格があるとかれらは宣言する。そして誰から受けとるのか、という問いは抹消される。

人はみな世界でうみだされた技術的恩恵の分け前を等しく有する、と声高にかれらは言う。
そして誰によって創造されたのか、という問いは抹消される。」

 

ぜひ手にとってみてください

 

色々書きたいけどネタバレになっちゃうので書けない・・・。